犬と病気と食べものと

虚弱です。1型糖尿病と喘息と蓄膿と膠原病疑いもちのオバちゃんが綴る犬と食べものへの愛を叫ぶブログ

こんなはずじゃなかった

そんな出だしの福山雅治さんの曲があったようななかったような。

 

あれは「こんなはずじゃないさ」でしたっけ。

 

福山雅治さんの曲とは一切無関係な、ネガティヴ投稿です。

 

1型糖尿になって40年弱。

最近の外来で、人生最悪のHbA1cの数値を叩き出し、そこからもう坂を転げるように鬱々とした毎日を過ごしています。

 

この数値を出すには理由もあって、連休中にものすごい高熱を出したんです。

しかも婚家に着いた途端に。

 

喉はものすごく痛いわ、血糖は下がらないわ、熱も下がらないわ、不健康な体を理解できないと言う健康体しかいない婚家だわ、それはもうとんでもないストレスでして。

 

結局、自宅に戻っても具合は悪いままだし高熱でやられた自律神経は発作を頻発。

 

でも、婚家で寝込み続けたり義両親のお出かけ計画をぶっ潰した私に対して夫はわりと冷たくて。

 

まぁ、具合が悪すぎてエッチできないというのが彼には1番許せないことだと思うのだけど。

 

すっごくいろんなことについて文句を言われてて、自分でも思うように過ごせないストレスがもうヒドくて。

 

そこへやって来た、人生最悪のHbA1c数値。

おまけに、眼底検査したら緑内障の疑いがありますとか言われてしまいまして。

 

ずーっと、頑張ってきたつもりだったのだけど、色々我慢も工夫も、自分を鼓舞してやってきたつもりだったけど、ここにきて緑内障までか、と思うともう気持ちの糸が切れてしまいました。

 

家族の誰かに言っても仕方ない。

彼らは悲しむだけだろう。

母に至っては「もっとすごく頑張ってる人もいるんだから頑張りなさい」と言うだろう。

 

そんなことは分かってる。

頑張っても頑張っても、それが足りてなかったり、やり方を間違えていたりするのだろうと分かってる。

ここ数年は、前向きに前向きにと頑張ってきたけれど、でも言わせてほしいんだ。

 

こんな体に生まれたくなかった。

こんな人生になるはずじゃなかった。

目まで奪われるなんて、思いたくもない。

検査に通う体力だって、命にかかるお金をこんなに払うのだって、私が望んだことじゃない。

どうして誰も、この病気の大変さをお金で助けてやろうって思わないの?

どうして障害年金を出し渋ったりするの?検査と命のお金をちょっと助けてって言ってるだけなのに。

全国の議員のお給料を2000円ずつ減らしたら、だいぶ助かる人がいるんじゃないの?

 

自分がこの体になったことに責任はないけど、この体で生きていく責任はあるって分かってる。

誰もこの苦労を代わってくれないことも、普通の人みたいに生きたいなら普通の人の5倍頑張らないといけないって分かってる。

 

でも、いつまでほんとの気持ちを世界中に隠しておかなきゃいけないんだと思うのです。

 

誰かにアドバイスをもらいたいわけでも

誰かに慰めてほしいわけでもなくて

ただ なんの責任も取らせようとしないで聞いてほしい

 

ただそれだけを願っていたのだと、ボロボロ涙をこぼしながら思い至りました。

 

誰か同じ病気の人、違う病気でも前向きになることが難しい人、前向きにならなきゃって思う人

 

誰かの耳に届いて、ただ「Me too」って言ってもらいたい。

 

今 願ってるのは、病人にネガティヴになる時間を許して、思い切り泣かせて、裁かないでほしいということ。

 

こんな体に生まれたくなかった。

そんな風に思う私を、誰かにゆるしてほしいのです。