犬と病気と食べものと

虚弱です。1型糖尿病と喘息と蓄膿と膠原病疑いもちのオバちゃんが綴る犬と食べものへの愛を叫ぶブログ

いのちの値段

自分の生命維持にかかるお金のことって、皆さんどう考えておられますか?

 

私は3歳から1型糖尿病で、大人になってから喘息で、医療費が家計に占める割合はいつも多めです。

 

生きている。それだけで食費とか抜いて約4万。

保険にも入れないから、ただただお金は減るのみです。

 

若い頃は馬車馬のように働きました。

 

施設での仕事をバリバリこなして、病気なのに頑張るねとか病気だけど感じさせないねとか言われる職業人生でした。

 

お給料もそれなりに多くて。

 

だけどいつも怯えていました。

入院になったら補填してくれる保険金はない。

一生働き続ける体力もない。

たとえばお嫁に行けたとして、生活苦が私のせいだと旦那さんが思ったら?

 

どうにかして稼ごうと思いました。

一生懸命ネットのアンケートに答えて、ライティングの仕事も始めて、

ちょっとずつ収入ができてきた時。

 

これをずっと続けるエネルギーが確保できるか?

 

ふと、不安が滑り込みました。

 

激しい下痢と嘔吐を繰り返し、激しい胃痛にのたうち回り、こんこんと眠り続けた1週間。

 

夫に、生きていくのが怖くなったと話しました。

でも、お金のことがなければ生きていくのはしあわせだと話しました。夫と犬のいる暮らし。

 

夫はそうだね、と言って抱きしめてくれました。

 

夫だってしんどいのだと、いつも分かっているのだけれど。

 

私の仕事は、家計にムダを発生させないことだとはっきりして、下痢と嘔吐はようやく止まりました。

 

弱い弱い自分に嫌気がさす。

 

私がしたいのは大金を稼ぐことではなく、今あるお金で幸せに暮らすことだとようやく悟ったような気がします。

 

バリバリとは主婦としてもできないけれど。

 

いのちにかかるお金がひとより多い私にできることは、ストレスで倒れないように、食材もムダにしないようにこのサイズで上手に暮らすことだなぁと、しみじみする日曜日の夜でした。